僕は朝、目を覚ました。いつものように朝食を食べる。一仕事終えた後の脱力感の中に僕はいた。
朝食です。
今日はレーの街をふらふら一人で歩く事にした。レーの中にあるマスジドに向かう。
マタムサラ・マスジド。
バルティ系シーア派のマスジド。
ジャマ・マスジドとレーパレス。
レーの街で一番大きいスンニ派のマスジド。
僕はレーの街の裏にある岩山に登って見る事にした。
岩山の頂上にあるナムギャル・ツェモ。
ツェモ・ラカンの中には仏像があった。
僕は岩山からレーの街を一望しながら座りこむ。風が心地いい。僕には行きたい場所がたくさんある。知りたい事がたくさんある。僕の知りたい事の一つはある答えだ。紛争をなくす方法を人類は有史以前よりずっと考えてきた。人類は今もその答えを出すことができない。それはなぜなのか?哲学者カントの残した言葉にその答えの指標が含まれているかもしれない。「答えを出すことが出来ない理由は、私たちは日々この質問に対する答えを生きているからだ」答えは日々上書きされていって、普遍的な答えはありえないのではないか?そんな事を考えると、なんだかいたたまれなくなる。正義とは何だろう。平和とはなんだろう。神とはなんだろう。人間とはなんだろう。
レーの街の眺め。
僕は岩山を降りた。
チュタランタク・マスジド。
バルティ系シーア派のマスジド。
僕はレーの街の職人たちを尋ねる。
パン職人。
裁縫屋。
ゴールドの店。
ジミーの家に戻って昼食にする。
バトゥー。
モモ。
僕は昼食を食べ終えるとジミーに聞く。
「これからどうする?」
ジミーが答える。
「チクタンエリアを越えて、バルティスタンにでも行こうか。」
僕は言う。
「オーケー、どこまででも行くよ。」
開け放してある窓から一匹の蝶が入ってきた。
終わり
朝食です。
今日はレーの街をふらふら一人で歩く事にした。レーの中にあるマスジドに向かう。
マタムサラ・マスジド。
バルティ系シーア派のマスジド。
ジャマ・マスジドとレーパレス。
レーの街で一番大きいスンニ派のマスジド。
僕はレーの街の裏にある岩山に登って見る事にした。
岩山の頂上にあるナムギャル・ツェモ。
ツェモ・ラカンの中には仏像があった。
僕は岩山からレーの街を一望しながら座りこむ。風が心地いい。僕には行きたい場所がたくさんある。知りたい事がたくさんある。僕の知りたい事の一つはある答えだ。紛争をなくす方法を人類は有史以前よりずっと考えてきた。人類は今もその答えを出すことができない。それはなぜなのか?哲学者カントの残した言葉にその答えの指標が含まれているかもしれない。「答えを出すことが出来ない理由は、私たちは日々この質問に対する答えを生きているからだ」答えは日々上書きされていって、普遍的な答えはありえないのではないか?そんな事を考えると、なんだかいたたまれなくなる。正義とは何だろう。平和とはなんだろう。神とはなんだろう。人間とはなんだろう。
レーの街の眺め。
僕は岩山を降りた。
チュタランタク・マスジド。
バルティ系シーア派のマスジド。
僕はレーの街の職人たちを尋ねる。
パン職人。
裁縫屋。
ゴールドの店。
ジミーの家に戻って昼食にする。
バトゥー。
モモ。
僕は昼食を食べ終えるとジミーに聞く。
「これからどうする?」
ジミーが答える。
「チクタンエリアを越えて、バルティスタンにでも行こうか。」
僕は言う。
「オーケー、どこまででも行くよ。」
開け放してある窓から一匹の蝶が入ってきた。
終わり